壱月、島の旅
平安座島に入り浜比嘉島へ曲がる交差点を走り抜けた。
そのまましばらく走ると道路は一直線になった。
海側に道路と同じ一直線のコンクリートの防波堤が並んでいた。
防波堤には色んな絵がペンキで描かれていた。
子供たちが描いた絵、結構絵筆が達者な人が描いた絵が張り付いていた。
降りてよく見ると一時期に描かれたものでないことが判った。
町興しか何かのコンテスト形式でその絵は描かれていた。
防波堤もコンクリートの微妙な色の違いから何年間かで造られたことを語っていた。
国だか県だか、防波堤工事のお金がどこから出たか知る由もないが
コンクリートの裏側が何となく透けて見えていた。
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