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赤色の蕎麦の花
この夏はどこにいても焼け付くような太陽の熱で呼吸するのも息苦しく
体中の水分を肌から噴出しきってもその暑さを振り切れなかった
そんな夏の暑さも９月の半ばを過ぎると空気に変化が感じられるようになった
山々には夏の終わりを予感させる風と雲が漂いだした
山里では秋の訪れを先取りするかのような赤い蕎麦の花が咲いていた
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２０１０・１０・４