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東京・井の頭公園秋の色
関東ローム層の武蔵野台地に降った雨が
この池の西側から湧き出ている
かぐや姫が歌った｢神田川」の源がこの井の頭の池である
以前は池に噴水などなかった
高度成長期の頃、周囲に大きな建物が沢山出来たため環境が大きく変化してしまった
その影響でか湧き出す水が減少し、池が不活性化になってしまったのである
それを改善するための策として造られたのが幾つもの噴水だ
私が子供の頃は夏にはこの池で大きな花火大会が開かれていた
私はこの公園の近くで生まれた
育ったのは７，８㎞位西に行った処である
その頃はそこから公園までの間を遮るような大きな建物はなく
大輪の花火が夜空に開くのが家の裏の畑から見えたものだった
噴水が造られた頃はなんと無粋なものだと思っていたが
最近は時の流れのなかで
これも“ふるさと”の風景かと思えるようになった
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2009・12・30