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夏の日に、百日紅
夏の太陽がカッと照りつけている訳でもないのに朝からヘキヘキの暑さだ
蝉はその暑さを助長するかのように大合唱している
空には白い雲も湧いてはいるが
ジッとしていてもモワッとした空気が肌に纏わりつく
見上げると百日紅の花が咲いていた
夏の日差しの中でいつもの年も咲いていただろう
百日紅の花が咲いていた
百日紅の花を風がからかうように揺らしたら
軒下の風鈴も申し訳なさげに呼応した
この夏はちょっと気になった百日紅が薄紅色の花を咲かせてた
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２０１０・８・２２