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上高地・夏の終わり
今年は信州でも９月に入っても日中の気温が３０度を越える日が続いていた。
標高が平均1,500ｍの上高地は日中の照りつける暑さはちょっと刺激的である。
だが木陰に入るとヒヤッとした涼しさは肌の火照りを癒してくれる。
そんな上高地もいつもの年と比べると８月の気温は平均的に高かった。
９月に入っても夏はアーティスト気取りで湧き上がる雲を自在に操り
空のキャンバスに様々な形を得意げに描いて見せていた。
しかし中旬になると夏雲に混じって終わりの予兆の雲が顔を見せだした。
もしかしたらこの夏の居座りサプライズがあるのではと期待したが
そんなこと無いさぁと自然は季節の壁紙張り替えを粛々と進行させていた。
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２０１２・０９・２６