井の頭公園・紅葉

ここ何年かは、今頃の井の頭の紅葉を題材にすることが多い。住んでいる信州の紅葉が、おおよそ１０月一杯ぐらいで終わる。
東京の紅葉、黄葉はその年にも依るが、1月頃までは見られる。紅葉にカメラを向けていると、散歩人が一週間前が見頃だったと。
そんなふうに教えてくれたが、私には今も十分見頃撮り頃である。見えたものにピントが合い、シャッターを押せば写るのが写真か、
写す人たちはピークが過ぎると、価値まで失せたと思うようだ。一昔前のフィルムカメラと違い、押せば写るデジカメだからこそ、
現実の中から自分の目で、自分の被写体を見つけそれを撮る。写すと撮るが同義語などと考えてる輩には、写真は夢のまた夢。
我が故郷、井の頭の初冬の紅葉は、撮っても撮っても撮りきれず、逆光で透けてる葉は、どっこい燃えるように紅色で鮮やかだった。

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２０１３・１２・１７