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信州春の便り
以前は一月二月は体の芯まで凍みこむような寒さだった。
ピリピリと剥きだしの肌を刺す冬は余り好きではなかった。
三月に入ると薄皮を一枚一枚剥がすように寒さが遠のく。
春を待ちかねていた空が山が花が緑が一斉に弾けだす。
そんな信州の春に魅せられていたが今は冬が温くなった。
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２０１６．０４．２０